希望が見えたサバイバル6日目
えんぴつ画サバイバル6日目!
おとといゆっくり考えた結果、とりあえず
「ホステルに泊まりながら、えんぴつ画で稼ぐ」
という方針に決めていました。
そのためにまず、イギリスにまだいるであろう9月3日までの4日分のホステルを探すことに。えんぴつ画を描く場所は、今回のえんぴつ画サバイバルの本拠地(いつ本拠地に?笑)である、ロンドンナショナルギャラリーに決めていたので、そこから徒歩で無理なく行けるところでホステルを探しました。
朝食付き4泊で7000円。この金額は、だいたいいくら稼げば良いのかという目安をくれました。いけるかなぁ?
さて、とりあえずホステルにチェックイン。ホステルにいた韓国人と話しながら、今からやろうとしていることを思い描く。うん、なんかいけそう。
この感覚は今までずっと大切にしてきました。うまくいってる状態が思い描けるかどうか。あまり具体的でなくても良い。「あっ、なんかわからんけど、いけそう」って感じ。えんぴつ画サバイバルを思いついたときも、クラウドファンディングを始めたときもそうだった。「なんかいけそう。」
始めるには、看板みたいなものが必要でした。看板といえば、もうアレしかありませんね!!
もちろんスーパーでゲット。笑
さて、舞台はナショナルギャラリー前!!色んな人が色んなことをやっています。
すごい上手!
最初、場所を独占することにちょっとためらってしまったけど、なんとか段ボールを広げて、準備。
準備前
準備後
よし、描くで!!!!!!
スタートは17:30。
描き始めて間もなく、ちらほら立ち止まってくれる人が。でもなかなかお金を入れてくれる人はいない。そんなの当たり前。
15分くらいすると、かなり長い間立ち止まってくれる2人組の女性が!初めて話しかけてくれたのがこの2人でした。そのうちの一人は僕の絵を一気に好きになってくれたみたい。あなたに描いてあげましょうか?というと、
「えっっ?本当に?でもお金が...」
「夜ご飯おごってくれたら描きますよ」
彼女は、本当に信じられなかったみたいで、嬉しくて泣きそうになっていました。ありがたい。そして、買いに行ってくれてる間に、目を描くことに。
えんぴつ画プログラム(えんぴつ画の教室)で目の描き方を何度も何度も教えてきた僕にとって、これは朝飯前でした。笑
夜ご飯を頂き、さらに描き続ける。
徐々に人が集まり、後半は常に人に囲まれている状態に!!お金を入れて下さる方もちらほら!
友達をまとめて呼んでくれた人もいて、20人くらいに囲まれたことも。笑
スタートから2時間半、暗くなってきたので20:00におしまい。
頂いたのは、夕飯とお金だけではありませんでした。たくさん生まれたコミュニケーション、仲間、そして、希望。
えんぴつ画を描きながら、ほとんど常に誰かと話をしていました。何も無かった2メートル✕2メートルの空間に、えんぴつ画を通して一つのコミュニティが生まれた。興味ある人が寄ってきて、僕と話し、また、寄ってきた者同士で話す。そんな空間ができたことが嬉しかった。
また、近くで同じようにアートをしていた女性も、良いね!と言ってくれた。さらに、どうすれば人が集まりやすいかというコツまで教えてくれた。ちなみにこの女性は、僕が始める前に、黒人の怖そうな人と口げんかをしていました。黒人の方は、場所を勝手に使うなと言っていたけど、この女性は、
「この国は自由の国よ」
と言い続けていた。感動した。強かった。この感覚を日本の社会にも押しつけるのは違うかもしれない。しかし、僕はこの感覚が好きだった。
文章が多くなりましまが、今日は以上!今日の目に見える報酬は、2時間半で、£7.20(約950円)と夜ご飯!!!!ありがとうございました!!!!
こんなに美味い夜ご飯は久しぶり!!!!ちなみにテンション上がりすぎて、ウィンナーパンの裏についてた薄い紙までちゃっかり食べてしまいました。笑笑
紙とえんぴつでサバイバルってそういうこと?笑
明日もまた来ますって人もいることだし、明日ももちろんやります!!!!