えんぴつ画サバイバル

えんぴつと紙を持ってヨーロッパに行き、まるでえんぴつ界のわらしべ長者のように生きていくという、神戸大学1回生によるチャレンジの軌跡を記しています。

余裕ゼロのサバイバル16日目

バイバルも16日目終了。昨日は、朝からまずい食事を済ませ、パリを出る。

パリから、イタリアに向かって進んで、リヨンなどに行くのが、賢いやり方だった。時間的にも、資金的にも、えんぴつ画を描く余裕的にも、そうすべきだったかもしれない。

でも僕は、パリの西側に位置する、レンヌという街に行くことにした。理由は、ESS(部活)の先輩がレンヌにいると聞いたから!そして、モンサンミッシェルを見てみたいから。

とは言っても、別に深い理由はない。行ってみたい!って思ったから。すべての決断にやたらと時間をかけていては、サバイバルもやっていけない。

今回のサバイバルでは、少なくともあと2人、会いたい日本人がいる。ドイツとベルギー。ヨーロッパで日本人に会うということ自体は、えんぴつ画サバイバル的にはそんなに重要ではない。けど、ワクワクするか、しないかで言うと、ワクワクするから、良し。

ま、とりあえず昨日はレンヌに行きたかった。笑

まずはいつものように、スーパーで段ボールをもらい、それをコンビニみたいなとこで借りたナイフを使って、ゴミ箱の前で切る!笑

そして、高速道路まで行くために乗る地下鉄の中で、レンヌ行きのチケットを作る!(到着までに完成させるのが理想です笑)

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よし!

13時から開始!!

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14時。まだまだ元気。場所変えるか!

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15時。別の方向へヒッチハイクしようとしてる旅人にチョコをもらう。

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16時。そろそろヤバい......。

開始から4時間経った17時ごろ、疲労も出てきて、かなり厳しくなってきたところで、止まってくれる人が!!!

フランス人のおじさん!!

レンヌの手前に位置する街、ラヴァルまで連れて行ってくれるという!ありがとうございます!!

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英語が全く話せないみたいだったので、乗ってから4時間ほど車で頑張ってフランス語を話す(笑)。文法は結構知ってるので、ゆっくり考えて、ゆっくり話すことはできる。相手の言ってることは5%くらいしか理解できないんだけど。笑

そういえば、この前生出演させてもらった旅系のラジオで、「私は、あなたと話したいんです!」っていう気持ちさえあれば、誰とでも話ができる、っておっしゃっていた方がいた。これは、当たり前のようで、ものすごく、ものすごく大切な姿勢だと思う。なんなら、ちょっと恥ずかしいけど、声に出して直接言っても良いかもね。笑

僕の下手なフランス語に付き合いながら、ラヴァルまで乗せてくださって、ありがとうございました!!

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さてしかし、ラヴァルに着いたのは夜の9時。レンヌに何とか着けそうなので、Wi-Fiを見つけてレンヌに一番安い寝床を2泊分予約する。実はこの時、まぁまぁ焦っていて、チェックインの時間を見ていなかった。

ラヴァルからレンヌまで列車で!€16もかかった...。 

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(もっとボロボロで良いのに、などというアホなことを考えがち。もっと楽しめよ!!笑)

パリからレンヌまで頑張ったら格安バスで€16くらいでいけるらしい。今までの苦労と時間は何やってん...。

とりあえずレンヌに着いた!!!でも周辺にはWi-Fiが一切ない!夜11時くらいから、ホテルまで、かなり歩く。

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40分くらい歩いて、マクド発見!えんぴつ画サバイバーは異国でマクドかスタバを見ると安心しがち。笑

50分ほど歩いて、やっとホテルに到着。

...閉まっとる。ちゃんとしたホテルやから、ちゃんと閉まっとる...。やっすいホステルばかりに泊まってる僕からすると、24時間受付は当たり前だった。確認不足。

さっきのマクドで夜を過ごすことも考えたが、運良く、窓を開けている宿泊者が!!事情を話すと、ロビーの入口を開けてくれた。めっちゃ優しい方2人が迎えてくれた。食べ物持ってないだろ?と言って、水とチョコクッキーまでもらった。なんてありがたいんだろう...!!

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本当に美味しい。

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誰もいないロビーには、素晴らしいソファが。ここでめっちゃ快適に寝ました。安心、安全。笑

翌朝チェックインして、部屋に行って初めて、このホテルは一人部屋の良い感じのホテルやと知った。こんなキレイなホテルなのに、ロビーで寝たのか......。実は一人部屋は、今まで行った大きな都市(ニューヨーク、ボストン、ロンドン、パリ)では利用したことがない。すべてホステルで誰かと部屋を共有していた。そっちの方が安いし、楽しいからね。

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バイバル精神が染み付いてるから、もっと狭くてボロくて、非機能的で良いのに、ってどうしても思ってしまう。笑

ま、今夜はホテルでのんびりと、本当の安心安全な夜を楽しませてもらいます!

それにしても、えんぴつ画全く描いてないな...。正直描く余裕がゼロでした。本質を突き詰めないと。

ヒッチハイクより、ちょっとお金かけてでも、夜行バスで寝ながら移動するのが良かったりするかも。結局宿泊するなら、その分が浮くし、時間もかなり増える。ヒッチハイクも3回経験したことですので、またちょっと考えます!