えんぴつ画サバイバル

えんぴつと紙を持ってヨーロッパに行き、まるでえんぴつ界のわらしべ長者のように生きていくという、神戸大学1回生によるチャレンジの軌跡を記しています。

停滞気味のサバイバル32、33日目。

バイバル32、33日目が終わりました。夜行バスをかなり使っていて、シャワーもなかなか浴びれない不潔なサバイバーですが、おみやげ選びなどでサバイバルは停滞気味。

本当のサバイバルならば、今ごろ空腹に耐えきれず、えんぴつをかじりながら、「7Bの芯が一番美味い」とか言ってそう。

さて、32日目の朝は、ベルギーでまさしさんのお家で起床。朝ごはんはバナナと牛乳。良い感じ。

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朝からブログを書く。旅の記録をつけてるのに、この時間は記録つけてました、っていう記録があるのはどうかと思うけど、えんぴつ画一枚分くらいの時間がかかるのでしょうがない。

お昼は普通にまさしさんと5ユーロでピザを食べる。いや普通すぎてヤバイ(笑)。日本にもある、アメリカ発のドミノ・ピザを食べながら、ベルギー来て良かった〜などと言い出すサバイバー。

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昼からは、まさしさんへ贈るえんぴつ画を描く!今回泊めて頂いたりおごって頂いたりしたことに対する感謝はもちろんですが、今まで大学生活の中でもお世話になっていたので、それも含めて、描いて差し上げたい!

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せっかくなので、空想画。

昼間から頭痛がしていたので、少し部屋に戻って寝させてもらうことに。ちょっとだけ横になって寝たいってときも困るんだよね、家が無いと。家は偉大。

32日目は、安心感がありすぎたのか、サバイバルとしては本当に停滞してた、って感覚。その夜は、動かないといけないと思って、夜からパリに向かうことに。もう日本に帰る日は近づいていた。

深夜1時にゲントを出発し、1時間ほどでフランスのリールという街に着く。リールで2時間待ちのトランジット。駅で過ごそうと思っていたけど、駅は閉まっていて、万が一のために調べておいたマクドも工事中...。寒さに強いサバイバーでも、そのときはさすがに寒すぎた。笑

バス停に戻ると、その前にはホテルが。24時間受付の良い感じのホテルと思われた。そこの受付の人に、中に入れてもらうようにお願いすることに。

話を聞いてもらったあと、IDを見せるように言われた。パスポートを見せた瞬間、顔色を変えて、「アァ、ジャパン!コンニチハ」って言ってきた。そして、バスが来るまで暖かいロビー、WiFi、トイレまで使わせて頂けることに。

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別に日本人じゃなくてもオッケーしてもらえただろうけど、出身地が日本であるというだけで、日本人は世界の中で、ちょっとした高さのある土台を与えてもらった上で生きていけると思う。 

ただ、その土台はその人自身が作ったわけじゃないことを認識しないとまずくて、誇りとかの話とは別に、「日本人として生まれて良かった〜」って安易に思うのもまずいと思っている。その土台って、高さはあっても中身は空っぽだよ。だから土台をもらったとしても、それを自分流に固めていかなきゃ、胸を張って、地に足つけて生きれない。

むしろ、土台なんてゼロの逆境・底辺から、這い上がる人の中には、ものすごいエネルギーで自分だけの土台を作っている人もいる。ハーバード大学で学ぶ、極めて貧困なアフリカの地域から来たある学生は、40時間連続で図書館にこもって高い集中力を保ちながら勉強を続けたりするらしい。そこに人生の土台を作る最高のチャンスを見出してるに違いない。それと比べれば日本に生まれたというだけの事実なんて、えんぴつ画の紙と同じくらいペラペラの紙で作られた土台かもね。

一番最初の土台の高さは関係ない。自分で本気でしっかり土台を作っていけば、それは自分だけの土台だから、高さが同じ他の誰かの土台よりも揺るぎなく、一貫性がある。自信だって生まれるし、簡単には潰れないし、潰れても作り直せる。

何の話だっけ?ドダイの話?笑

まぁ無事にパリに着きました。笑

パリではまたおみやげ探し。笑
バイバルできません。笑

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ポストカードも書きます。書くのは一枚一枚時間がかかるけど。出すのはもう簡単。

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それにしても、おみやげ選び、苦手。笑
僕の基準では良い物があまり見つからず、微妙に妥協して、まぁまぁ良い物を買ったら、次の店でそれのもっと良いバージョンを見つけたりしちゃう。笑

33日目はやはりおみやげ探しの日でした。夜はまたまた夜行バスでロンドンに向かいます!!

ドダイの話長すぎた。笑