えんぴつ画サバイバル

えんぴつと紙を持ってヨーロッパに行き、まるでえんぴつ界のわらしべ長者のように生きていくという、神戸大学1回生によるチャレンジの軌跡を記しています。

最後のえんぴつ画。サバイバル最終日

えんぴつ画サバイバル37日目終了。いよいよ最終日が終わりました。

バイバル最終日だからといって何か特別なことをしたいというわけではなかった。あとはイタリアから描き続けてきたえんぴつ画を完成させて、無事に帰国することだけだった。

朝からナショナルギャラリーへ向かう。

最高にいい天気だったので、ホームレスの人と最後の対話。考えてみると、自分がホームレスになってみないと、ホームレスの人と話す機会なんてほとんど無いよね。

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彼は28年間、理不尽な形で、社会全体から除け者にされ続けてきた。2歳のときから、トイレに顔を突っ込まれたり、狭い部屋に閉じ込められたりされる虐待を受けた。大学では僕と同じ、コンピュータサイエンスを学びたかったが、結局行けなかった。彼はいつも社会的に邪魔者扱いされ、教会や病院では殺されそうになったらしい。

そんな彼の小さい頃の夢を聞いてみた。彼は「家族を作りたかった」と言った。

涙もろいえんぴつ画サバイバーは、すでに半泣きになっていた。家族というものの存在が当たり前になっている僕は、それがどんなに幸福なことであるかをわかっていない。良い両親に恵まれなかったからこそ、彼の夢は、家族が欲しい、なんだと思う。何か物事について、それがそこにあるということがどれだけ幸福であるかに気付く瞬間というのは、それが無いことがどんなに辛いかを知ったときだ。

その夢さえも叶えることができなかった今の彼に、もう夢はない。あとは死ぬだけだって。

これは努力してるとかしてないとか、そういった問題ではない。「努力は裏切らない」なんて言うが、それは努力できる環境におかれて、努力しようと思えばできるという豊かな条件を前提にしている。日本人ならほとんど誰でも、それを夢なんだと語らなくても家族を作ることができるが、彼はそれさえできなかった。僕たちは、幸福ボケしている。

そこら中に転がっている幸福に気付けるサバイバルだったなぁ、と改めて思う。

ただ、なんだかんだで彼も楽しそうに人生を生きているし、僕と話してるときはいつも笑顔だった。

そんな彼ともお別れして、えんぴつ画の仕上げにかかる。最終日はもはや、お金を稼ぐことよりも、集中して絵を仕上げることが僕の仕事だった。

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最後のストリートえんぴつ画。全力で。

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こうやって段ボール敷いて、道に座り込むことももうめったにないだろうなぁ。この瞬間を大事にしながら、この瞬間にしか感じられない気持ちで、この瞬間のエネルギーで描きたかった。

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そして、2時間程度描いて、韓国での空港間の列車代金としては十分すぎる、£11.00(約1430円)を稼いだときに、完成した。

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普段は自分の描いた絵の説明はしないし、それをすることに大きな意義も見出してもいないけれど、今回は少しだけこの絵について書こうと思う。


まず、僕はサバイバル中に出会った、死ぬ気で生きているホームレスたちの絶望感を表現したいと思っていた。

中心には、左を向いた女性らしさをほとんど失った女性を描いたのと同時に、右を向いている男性も重ねて描いた。見えるだろうか?

ただ、彼らは普通の人間ではない。女性の方は鼻や口がダミー。男性の方は口をふさがれて、何も話せない。数人のホームレスと話してわかったことは、彼らはものをいえない無力な存在だということだった。

彼らはまるで、置物のような存在である。とにかく生物学的に生き延びていることには間違いないが、人間らしく生きているとは言えないと思う。ヨーロッパのどの国に行っても、ゴミ箱のように街の一部になっているホームレスがいた。彼らの見た目は、3週間ほど洗濯しなかっただけのサバイバーとは比べ物にならないほどひどく汚れているが、体内もタバコや栄養の不十分なわずかな食料ですっかりボロボロだ。そういう理由から、彼らをゴミ箱のように描いた。

背景は絶望感を表現するために10Bで塗る。彼らは自分の世界に閉じこもる以外の方法を持たなくて、視野を広げてものを見る余裕などない。まるで自分の立っている場所以外が真っ暗であるかのように。一歩踏み出せば新しいチャンスがあるかもしれないが、彼らに足はない。見えているものは、お金を入れてもらう紙コップとお金、そしてゴキブリ。

お金はもはや意味を持たないから、一枚は真っ白の硬貨にした。それは、もう彼らの惨めな人生をむやみに引き延ばすだけであるのかもしれない。僕が話したホームレスの一人は、苦しみ無しに死ねるなら今すぐ死にたいと言った。

もう一つはゴキブリ。僕は個人的に虫を描き続けてきたが、それとは別で、一般的にゴキブリは不潔、排除、拒否を象徴すると思っている。彼らは自分が不潔であることを知っている。彼らは自分が社会から排除されていることも知っている。


絵の内容については大体こういう感じ。画像にするとわからないけど、「表面の良さ」にも一部こだわった。表面が一番美しくなるのは表面がどんな仕上がりになったときだろうかと試行錯誤する。大量の名画を目の当たりにして、表面の良さが少しわかった。画家は使う顔料や配合までを含めて驚くほどにこだわっている。

えんぴつ画で表面を見つめながらこだわって描いたのは初めてだった。えんぴつ画家としての大きな一歩を踏み出したと勝手に思ったが、同時に、えんぴつ画家として訓練する余地がまだまだあるとも思った。

さて、そのえんぴつ画を抱えてあとは帰るだけ。でもその前に、昨日出会った塾を経営されている方と昼食を食べることに!

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タイ料理をおごって頂きました!多分初めて!そして久々のお米!!うまい!

一番有名やと思われる、トムヤムクンだけ僕にとってはいまいちでした。笑

彼がおっしゃった話の中で好きだったのは、何かを一生懸命やろうとすれば、それを応援してくれる人は必ずどこかにいるということ。それはどんなことであってもいい。それは、えんぴつ画サバイバルをやっている中で感じてきたことであった。

経営者としての経験を踏まえて様々な話をしてくださった。サバイバルの最後におもしろい話が聞けて良かった!

チョコに包まれたイチゴもおごってくださりました。ありがとうございます!

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全力で笑ってるな。笑

地下鉄まで送ってもらって、お別れ。ヨーロッパで会ったたくさんの日本人の方々と、また日本で再開するのが楽しみだなぁ。

無事に空港へ。ついに帰国。えんぴつ画サバイバルはこれで終了!

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だと思ったんだけど、ちょっと補足で帰国までの出来事を書いて終わりにします。笑

まずはヒースロー空港から、韓国の仁川国際空港へと向かう。飛行機ももう慣れたもので、問題なく搭乗。

11時間のフライトでしたが、サバイバルの疲れがどっと出たのか、ほとんどぐっすり寝ました。着陸直前に、隣に座っていたロンドン在住の韓国人と話す。彼の専攻は、なんとコンピュータサイエンス!えんぴつ画サバイバルの話や、エンジニアリングの話で盛り上がる。連絡先を交換してお別れ。

今回のサバイバルでは、コンピュータサイエンス系の方にたくさん出会った。それを専攻する人が多いのも事実かもしれないが、人生は、強く願えば、本当に会いたい人、会うべき人に会えるものだと思っている。

その後、仁川空港から金浦空港に向かう。40分ほどかかるが、次のフライトまでは十分な時間がある。えんぴつ画で稼いだ現金£10を13000ウォンに換えて、4500ウォンで移動。

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電車に乗って30分ほど経ったとき、ふとパスポート入れの中をチェックする。

あれ...?パスポートが無い...!

すぐに電車を降りて、荷物をすべて確認する。無い。サバイバル中のどの瞬間よりもゾッとした。

とりあえず急いで仁川空港に戻ることに。5分待ちなのにすごく長く感じられる。もし無かったら、パスポートを再発行して、日本に帰るまでのしばらくは、「韓国でサバイバルしたい!」になるだろうなぁ、と思った。笑

仁川空港に向かう電車の中で、少し考えて、できるだけのことをしようと思った。僕の乗っていた車両の人を全員巻き込む勢いで、英語が一番通じる人を探した。一人、割と話せる人がいたので、その人に色々聞く。空港のどこへ行けばよいと思うか、どうすれば仁川から金浦に速く行けるか、など。僕はとりあえずパスポートを見つけること、そして金浦空港まで遅れずに行くことに必死だった。

そのとき英語に関して、気付いたことがある。僕は、焦りのあまり、めちゃめちゃ速く、流暢にすべてを話していた。発音も悪くないし、英語は「ペラペラ」だった。そのとき、本当に伝えたいことがあるときは、やっぱり話せるものだと実感したのと同時に、話すスピードについて考えさせられた。

日本人の中には英語を話せるようになりたいと思っている人が多いが、その「話せる」の基準は、「ペラペラ」になることだと思っている人が多いと思う。しかし言語は、とりあえず速くテンポよく「ペラペラ」話すことが大事なわけではない。話す相手に合わせて、相手が心地よく聞いて、確実に理解できるようなスピードで話せる人が、「話せる人」だと再確認した。

今回は、相手は少しだけ英語ができる韓国人。だったら高速で話すより、ある程度ゆっくり話すのが適切だった。イギリス人と話すときはもちろん全力のスピードで話しても、相手にすれば普通のスピードだから問題ない。

それにしても電車の中にいた皆さんは、みんなで助けようとしてくれた。英語が全くわからないおばちゃんが、万が一のためにと10000ウォンをくれた。本当にありがたかった。最後までお世話になりっぱなしだ。

仁川空港では必死で空港の人に頼んで探してもらった。落とし物の場所には無かった。イミグレーションのところで、中を確認してもらう。

あった...!

ありました!!

時間もまだ大丈夫!安心した気持ちで金浦空港に向かう。もう何もトラブルは無し!最後せっかくなので、金浦空港で、あのとき頂いた10000ウォンと僕の所持金を合わせた18500ウォンを使って、韓国ノリを買う!!一番安いやつで16000ウォンで、かなり高いけど購入。さらに2500ウォンで水を買って、ちょうど使い切る!

金浦空港からの飛行機は1時間遅れはしましたが、無事、日本に着きました。

これでえんぴつ画サバイバルは本当におしまい。今まで応援してくれた方々、本当にありがとうございました!!

安定のサバイバル36日目

えんぴつ画サバイバル、36日目終了。明日はサバイバル最終日。

朝から雨だったので、屋内でえんぴつ画。晴れることを祈って、描き続ける。

バイバル中に巡った7つの美術館で見てきた偉大な作品をすべて覚えているわけではないが、それらを凝縮したような何か、がずっと頭に残っている。絵を見る基準のような何か。それを武器にしながら、一歩進んだえんぴつ画が描ける気がしている。

昼の3時くらいから晴れたので、すぐにナショナルギャラリーに向かう。4時からスタート。かなり遅いから全然ダメかも。

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カメラマンみたいな人がいたので、めっちゃ良い写真撮って頂きました(笑)!描いてる絵は明日のお楽しみにするために、うまいこと切りとりました。笑

絵が完成に近づくほど、立ち止まる人、声を出して何かを言ってくれる人が増える。良い絵ができそうな予感。

さて、描き進めていると、とある女性から声をかけられる。話を聞くと、両親の結婚25周年を祝う、おもしろおかしい風刺画を描いてほしいとのこと。せっかくなので、描くことに!風刺画描いたことある?って聞かれたので、結構あるよ!って答えた。

風刺画って何?笑

とりあえずおもしろく描けばいいのかなぁ、って思って描いてみる。

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これを渡すと、大笑いしてくれた。多分満足してもらえたんだろう。笑

£10を頂いてお別れ。ありがとうございます。

その後も描き続けていると、日本人の方から話しかけられる。塾の経営をしていらっしゃる方らしい。イギリスにサバイバルをしにきたそうです。

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すごく優しそうな印象。もちろん優しい方です。

バイバルの話や旅の話をする。もっと早くに会いたかったよ〜って言ってくださる。笑

今日はあまり時間がとれなかったので、また明日のお昼に会うかも!?

夜は寒くなったので、7時に終了。たった3時間ほどしかできませんでしたが、報酬は£19.60(約2600円)。昨日は実質4時間で£9.60(1260円)だったから、かなり順調にえんぴつ画が進んでいるとも言える。

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安定した感じでえんぴつ画を描けていると思った。ロンドンで一日を収支プラマイゼロで生きるには、宿泊費も含めて£20くらいで十分だ。これを3時間程度で稼げたということは、かなりの余裕をもってサバイブできそうだということ。

僕には僕だけのえんぴつ画がある。それは決して簡単に失ってしまうものではないし、ましてや盗まれたりはしない。僕が言っていた、僕自身が資本でありたい、とはこのことだった。

最終日を残して、今日はここまで。最後はどんな日になるだろう?

生きていける。サバイバル35日目

バイバル35日目終了。えんぴつ画サバイバルはあと2日で終わる。

朝からすごくいいおみやげ屋さんを見つけたので、少しだけ寄り道してから、ナショナルギャラリーへ。いい天気だ。

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帰ってきたナショナルギャラリー。サバイバル序盤の記憶がよみがえる。すべてはここから始まったのかもしれない。

1ヶ月前に、ミサンガを£3で作ってくれた人と再開。彼は、もう一個作ってやるよ、と言ってくれた。

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「今日もやるんだろ?しっかり頑張れよ。」

はい!

ナショナルギャラリーには、ホームレス仲間も含めて、僕のことを覚えてくれている人が数人いた。みんなとしっかりあいさつをして再開の喜びを感じながら、段ボールを敷く。

ナショナルギャラリーほど、精神的に余裕を持って段ボールを敷いてえんぴつ画を始めることができる場所が他にあるだろうか?笑

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今回は1ヶ月前とは違い、自分だけの空想画で勝負している。人々の反応は、確かに違っていた。

前は、「Amazing.」「Very good.」ってだけ言ったりする薄めの反応の人がかなり多かった印象。もちろんそれもすごく嬉しいけど、広く、浅く人々の注目を集めていたんだと思う。

今回は、多分立ち止まる人の数は減った。ただ、「Incredibly crazy!!」とか、「Extraordinary!!」とか、そう言ったことをものすごい勢いで言ってくれる人がいた。お前がcrazyだよって思うくらいの勢いでハイタッチしにきたやつもいた。笑

「隣であんなアホなことして立ってるだけのやつよりよっぽどすげぇよお前は!頑張れよ!」

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うん、ありがとう。笑

そう、これで良いんだ。別に全員が好む絵なんて描こうと思わないし、そんなの誰にも描けやしない。だったら一人でも良いから、その人にその日一番の驚きを与えたりできる方が良いと思う。

しばらく描いていると、突然肩をトントンってされる。振り返ると、そこには見覚えのある方が。驚きで3秒くらい誰かわからなかったんですけど。笑

ドンキさん!!

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ドンキさんは、神戸大学の先輩。たまたま同じタイミングに、イギリスにサバイバル(観光)しにきていたらしい!!僕がイギリスに戻ってきていることはブログで見てくれていたらしく、こっそり会いに来てくれました。

ブログを見てくれていたというお母様は、£10紙幣を入れて下さりました!美味しいものでも食べてね、と言ってくれました。ありがとうございます!!!

さて、ドンキさんとはお別れし、さらに描き進める。

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今回は、前とは違って、お金を入れてもらえなくても納得して進められる。だって、今までずっと自分の描きたい絵を描いてきた中で、それを見てお金をくれた人なんていなかったし。ていうかそんなの当たり前のこと。笑

完成に近づく場面を見ること、僕が躍動感たっぷりに(?笑)描いていること、それら自体がアートになってるってことなんだろうけどね。

描いてると、汚れたおじさんがやってきた。

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彼は£1入れてくれたあと、パステルで地面に絵を描く方法を教えてくれた。彼も同様に、昔はナショナルギャラリー前で絵を描いて1年間生きていたという。

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描き方だけでなく、稼ぎ方、人の集め方、特に子どもの集め方、パステルを買う場所、ナショナルギャラリー前などで安全に寝る方法、食べていたご飯について、など、彼が1年間やってきたことを語ってくれた。

最後に、

お前なら、ここで生きていける。

と言ってから去っていった。本当に力強い言葉をもらった。


元気をもらい、さらに描く!

今回の絵は、背景を10Bのえんぴつで埋めるつもり。絶望や心の闇、鬱、死、などはいつも10Bで表現する。

10Bあるある。減りが速く、しかも折れやすい。

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結局実質4時間描いて、£9.60(約1260円)稼いで終わり。ドンキさんのお母様がくださった£10も含めて、£19.60(約2600円)だ。

それをポケットに入れて(なぜか財布に入れないというこだわり笑)、フィキサチフ(定着剤)を買いに行く。10Bなどの柔らかいえんぴつを使い出すと、どうしても必要になる。

実は日本から持ってこようとしたのですが、出国の際、関空でスプレーはだめだということで、失っていたのでした。笑

また2日後にはヒースロー空港で捨てなければいけない。しかも、£9.00もする。ただ、それだけこの絵にはかけていたから、買った。

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そのあと、ロンドン在住経験ありの方から聞いていた、てんてん亭という日本料理屋さんに行くことに!

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山かけうどん。うますぎ!!ちゃんと食べれるやつの中では一番安かったのに(£8)!

£15とかを出せば、かなり良いのが食べれるという!でも£15って約2000円だよ...。

めしや宮本むなしにでも行けば、3食くらいは定食たらふく食えるやん。笑

そんなサバイバル35日目でした。えんぴつ画は完成に近づいてます。

準備。サバイバル34日目

バイバル34日目終了!!あと残すところ3日のみとなりました。

33日目の夜から夜行バスでパリからロンドンに向かう。乗るその日に予約したのに、価格は€25(約2800円)とか。

イギリス・フランス間を渡るときは、荷物チェックと入国審査がある。全員バスから降りて、それらをクリアしなければいけない。

荷物チェックは、大量のえんぴつを何に使うのかと聞かれるものの、余裕でクリア。

そのあと入国審査がある。まず最初は、イギリスに何日滞在するかとか、大学での専攻は何かとか、いつ卒業するかとか、まぁ聞かれがちのことを聞かれる。そして、今までフランスでどれくらいの期間、何をしていたかを聞かれたので、1ヶ月間、ヨーロッパを周って観光していた、って答える。

1ヶ月の滞在費はどうやって用意したのかって聞かれたから、親に出してもらったとでも、アルバイトして稼いだとでも言えば良かったけど、別に嘘をつくこともなかったので、稼ぎながら周っていたって言った。ここからが長かった!

された質問の中は、いくらくらい稼いだんだ?どういうルートで周ったんだ?どこが一番稼げた?絵は売ったのか?なんでえんぴつ画を始めて、どれくらいやってるんだ?なんで専攻がコンピュータなんだ?俺もお願いしたら描いてくれるのか?どうやったら絵は上手くなるんだ?...みたいな質問。笑

ほとんど関係ない質問ばっかりやんけ!!!

最後は、写真あるだろ写真、それを見せろって。笑

撮ってきた写真を見せながら、イタリアからイギリスまでの旅の解説をする。笑

特にイギリスでのヒッチハイクは犯罪らしいので、ヒッチハイクの写真は見せませんでしたけど。笑

まぁもちろん入国は大丈夫でした。



ロンドン、帰ってきた。サバイバルの一番最初の出来事を思い出しながら、歩く。

City of Londonの方まで歩いて周り、おみやげを探す。ナショナルギャラリーがロンドンの中心地だと勝手に思ってましたが、そうでも無かったみたい(笑)。ま、僕にとってはナショナルギャラリーがホームであることに変わりはない。

今回のサバイバルは、やっぱりナショナルギャラリーで終えるつもり。ここで何人の人と話したかは数え切れない。ホームレスやアーティストとも何度も話した。そして、初めて稼いだ場所でもある。

ロンドン中心地で、おみやげ購入をできるだけ終わらせる。残りのサバイバルに集中する準備。

あと3日。

写真が一枚も無い記事になった。笑

停滞気味のサバイバル32、33日目。

バイバル32、33日目が終わりました。夜行バスをかなり使っていて、シャワーもなかなか浴びれない不潔なサバイバーですが、おみやげ選びなどでサバイバルは停滞気味。

本当のサバイバルならば、今ごろ空腹に耐えきれず、えんぴつをかじりながら、「7Bの芯が一番美味い」とか言ってそう。

さて、32日目の朝は、ベルギーでまさしさんのお家で起床。朝ごはんはバナナと牛乳。良い感じ。

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朝からブログを書く。旅の記録をつけてるのに、この時間は記録つけてました、っていう記録があるのはどうかと思うけど、えんぴつ画一枚分くらいの時間がかかるのでしょうがない。

お昼は普通にまさしさんと5ユーロでピザを食べる。いや普通すぎてヤバイ(笑)。日本にもある、アメリカ発のドミノ・ピザを食べながら、ベルギー来て良かった〜などと言い出すサバイバー。

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昼からは、まさしさんへ贈るえんぴつ画を描く!今回泊めて頂いたりおごって頂いたりしたことに対する感謝はもちろんですが、今まで大学生活の中でもお世話になっていたので、それも含めて、描いて差し上げたい!

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せっかくなので、空想画。

昼間から頭痛がしていたので、少し部屋に戻って寝させてもらうことに。ちょっとだけ横になって寝たいってときも困るんだよね、家が無いと。家は偉大。

32日目は、安心感がありすぎたのか、サバイバルとしては本当に停滞してた、って感覚。その夜は、動かないといけないと思って、夜からパリに向かうことに。もう日本に帰る日は近づいていた。

深夜1時にゲントを出発し、1時間ほどでフランスのリールという街に着く。リールで2時間待ちのトランジット。駅で過ごそうと思っていたけど、駅は閉まっていて、万が一のために調べておいたマクドも工事中...。寒さに強いサバイバーでも、そのときはさすがに寒すぎた。笑

バス停に戻ると、その前にはホテルが。24時間受付の良い感じのホテルと思われた。そこの受付の人に、中に入れてもらうようにお願いすることに。

話を聞いてもらったあと、IDを見せるように言われた。パスポートを見せた瞬間、顔色を変えて、「アァ、ジャパン!コンニチハ」って言ってきた。そして、バスが来るまで暖かいロビー、WiFi、トイレまで使わせて頂けることに。

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別に日本人じゃなくてもオッケーしてもらえただろうけど、出身地が日本であるというだけで、日本人は世界の中で、ちょっとした高さのある土台を与えてもらった上で生きていけると思う。 

ただ、その土台はその人自身が作ったわけじゃないことを認識しないとまずくて、誇りとかの話とは別に、「日本人として生まれて良かった〜」って安易に思うのもまずいと思っている。その土台って、高さはあっても中身は空っぽだよ。だから土台をもらったとしても、それを自分流に固めていかなきゃ、胸を張って、地に足つけて生きれない。

むしろ、土台なんてゼロの逆境・底辺から、這い上がる人の中には、ものすごいエネルギーで自分だけの土台を作っている人もいる。ハーバード大学で学ぶ、極めて貧困なアフリカの地域から来たある学生は、40時間連続で図書館にこもって高い集中力を保ちながら勉強を続けたりするらしい。そこに人生の土台を作る最高のチャンスを見出してるに違いない。それと比べれば日本に生まれたというだけの事実なんて、えんぴつ画の紙と同じくらいペラペラの紙で作られた土台かもね。

一番最初の土台の高さは関係ない。自分で本気でしっかり土台を作っていけば、それは自分だけの土台だから、高さが同じ他の誰かの土台よりも揺るぎなく、一貫性がある。自信だって生まれるし、簡単には潰れないし、潰れても作り直せる。

何の話だっけ?ドダイの話?笑

まぁ無事にパリに着きました。笑

パリではまたおみやげ探し。笑
バイバルできません。笑

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ポストカードも書きます。書くのは一枚一枚時間がかかるけど。出すのはもう簡単。

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それにしても、おみやげ選び、苦手。笑
僕の基準では良い物があまり見つからず、微妙に妥協して、まぁまぁ良い物を買ったら、次の店でそれのもっと良いバージョンを見つけたりしちゃう。笑

33日目はやはりおみやげ探しの日でした。夜はまたまた夜行バスでロンドンに向かいます!!

ドダイの話長すぎた。笑

ベルギー。サバイバル31日目

バイバル31日目。

 

3夜連続で夜行バス。3台目はまず、オランダのロッテルダムでトランジット!


乗り換えの3時間で、何かオランダっぽいものを探す。ある国の、外からの人間が見たその国っぽさなんてものは、まぁまぁの偏見によって自分の中で構築されているものにすぎないとは思うけど。

 

しばらく歩いていると、木の実を発見。

 

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フルーツの秋なので、食べることに。最近なんか木の実食べがちだなぁ。笑

 

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美味しい。予想に反してかなり柔らかく、スモモのような味でジューシー。ていうか逆に美味しすぎて怪しく思ったので、1個だけにしておいた。笑

 

オランダの風景を一部シェア。多分オランダっぽいとかではないです。笑

 

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さて、そのあと午前10時から4台目のバス!神戸大学からベルギーのゲント大学に留学されていて、神戸大学ではえんぴつ画で通じ合った(?)まさしさんという先輩に会うために、ベルギーのゲントという街に行きます!ロッテルダムから、終点ロンドン行きのバスに乗る。

 

ロンドン行きのバスに乗りながら、ロンドンを恋しく思う(笑)。恋しいと思う理由は2つ。

 

1つは、もちろん日本に帰るためのヒースロー空港がそこにあるから。サバイバル最終日、そこにたどり着いたとき、何が僕の中に残っているだろう?日本に着いたとき、何を感じるだろう?滋賀に帰ったら、家族と何を話したいだろう?神戸に帰ったら誰とどんな話がしたいだろう?そして、どんな「日常」を取り戻すだろうか?

 

2つ目の理由は、ロンドンという場所自体が今回のサバイバルの中で、ホームのような存在になっていたから。それは、ほとんど誰とでも英語で確実に伝え合える、という環境だったからというだけの理由ではない。最初に着いたのもロンドンで、最後に帰るのもロンドン。人にえんぴつ画を描く代わりにおごってもらったのも、ヒッチハイクをしたのも、お金を稼いだのも、ラファエロの絵画に出会ったのも、野宿をしたのも、すべてロンドンから始まった。そういう意味で、ロンドンは僕にとってこのサバイバルの最後に帰るホームのような場所だと思っている。

 

これ、ロンドンに着いてから書くやつやん。笑

 

さて、ゲントに行こうって話でした。笑

 

2時間ほどバスに揺られ、あっという間にゲントに到着!

 

中央駅に、まさしさんが迎えにきてくださるらしいので、ウキウキしながら歩いて向かう。


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いつも通りのまさしさんだ!

 

31日目は、えんぴつ画を描く代わりに、まさしさんの住む大学寮に泊めて頂きたいとお願いをしておりました。えんぴつ画は32日目に描くことにして、まず寮に荷物を置かせてもらうことに。3日連続でいつも抱えていたバッグと大きなえんぴつ画を寮まで運んでくれたまさしさんは、輝いて見えました。笑

 

さて、まさしさんにゲントの街を案内してもらうことに!ゲントは比較的静かな印象。おみやげ探しを一緒にしてもらってから、腹ペコの僕にワッフルをおごってくれました!!

 

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温かいワッフルの上にバニラアイスを乗せる。サクサク。美味すぎる。今までに食べてきたワッフルとは全然違いました!

 

そのあと少しのんびり歩いたあと、首都ブリュッセルへ行くことに!まさしさんを含めた旅系の方々(トビタテ5期生?)が集まるらしく、その仲間入りをさせて頂くことに!!おもろそう!


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電車でガタンゴトン。


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食事会!!!初めましての方ばかりの会はまぁまぁ好き。


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写真ではわかりにくいですが、大量のムール貝とビール!!美味い。


留学やインターンでオランダに行っているという3人の先輩。皆さんめちゃ優しい。


次のお店でもう一杯。


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まさしさん、ありがとうございました!!


夜は、3日ぶりのシャワー!そして、部屋のイスを2つ借りてベッドを作って、すっかり安心した気持ちで寝ました。ちゃんと寝転がって寝るのも3日ぶりで、あっという間に眠りました。


本当にありがとうございました。

美術と観光。サバイバル30日目

バイバル30日目!もうサバイバルを始めてから1ヶ月が経ったんですね!残すはあと1週間!

3夜連続で夜行バス。2台目は、ドイツは北東ベルリンへ!

29日目の記事で書いたように、30日目は、パトロン様への色々をこなすべく、どこからともなく湧き出た食費を使って不自由なく一日を過ごしてみようと思います。笑

バイバルちゃうやんって思うかもですが、ここは分けて考えて良いと思ってます!

朝8時に到着し、朝ごはんを食べる。サバイバル中は、「朝ごはん」みたいに、「〜ごはん」って意識してしっかり分けて食べたことはあんまり無かったので、なんか、嬉しい。笑

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日本ではあまり見かけないパンを中心に食べてみる。

さて、早速地下鉄で中心街へ。いつもは歩いて観光しながら中心街まで行くけど、さすがに6キロ以上もあると時間と体力が割に合わない。

2.7ユーロで片道乗車券を購入!値段はまぁ
普通。乗るぞ!

乗った!

ん?乗車券いつ使うの?

、、、とそんな感じで、フリーライドしてしまいました。笑

行きのために買ったチケットは帰りに使いました。乗る前に機械に通さないとダメだそうな。多分、たま〜〜に乗務員か誰かがちゃんと持ってるかどうか確認しにくるんだろうな、知らんけど。イタリアのバスと同じで、タダ乗りなんて余裕でできるシステムになっておる。

日本のシステムはほんとしっかりしてますね。

とりあえず、僕が行きたかったベルリン絵画館へ!

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前日のアルテピナコテークに引き続き、こちらも居心地のよい静かな美術館だったのですが、おそらくこれまでに行った美術館が観光地として有名過ぎたんだなと思いました。美術館はやっぱり美術に造詣が深い方や興味のある方、アーティストの方が中心に集まっている方が、場としては確実に良いなぁと改めて思いました。

ついでに美術と観光について。今日このラファエロの絵を見ていたときのこと。

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ちょうど、日本のツアー団体みたいな方々がいらっしゃっていて、この絵の解説までしてくれるらしい。僕も一緒にちょっと聞いてみることに。

「は〜い、こちらが有名なラファエロの絵画ですね〜。注目すべきはこの額なんです。この額は、有名な建築家が、この絵のためだけに作った額なんですよ〜。」

(ほえ〜っ、額の説明までしてくれるんだ。いいね。)

「は〜い、では次のラファエロの作品はあっちにありますので、ついてきてくださいね〜。」

えっっ?笑

冗談やろ?笑

特に聞きたいのは絵の解説やのに額の説明しかしてないやん。しかもどんな建築家が、どういう経緯で作ったのかもわからんやん。ほんで、ツアー客の皆さんは、ラファエロのこと全く知らんまま、次またラファエロの絵を見るんかい。ていうかスピード速すぎてこっちはまだ額しか見てへんやろ!

関西弁も飛び出るわ。

まぁ楽しみ方は自由でいいけどね。

少しだけシェア。

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絵画館から出た頃に、「お昼ごはん」の時間!

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パンばっかりやん。笑
飽きない美味しさ。KIITOのパン作りのラボを思い出す(身内ネタ)。

さて、昼からは観光しながら、おみやげ探しと風景画とポストカード書き。ベルリン大聖堂はえんぴつ画サバイバル的にかなり良い感じでした。

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周辺ではみんなでのんびりしてる。よい。

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その他建築物や、ドイツならではのおみやげを、頑張って探す。ん〜難しい。

夕方、日本人が経営するラーメン屋さんに行きたいなぁと思い始める。そう、(僕は)海外にいると、日本食が食べたくなってどうしようもなくなったりする。ニューヨークに2週間いたときは、後半の1週間はほとんど日本食で乗り切ったという。笑

今日は特別にラーメンを食べよう。前、救世主の方にロンドンでおごってもらって以来だ。

午後18時45分。ん、あれ、そういえば、なんか身が軽いと思ったら、いつも抱えている段ボールを抱えていない。ひょっとして...?

えんぴつ画どっかに落した!!!
(財布落したみたいに言う)

えっ、ヤバイ。本当にヤバイ。僕の本気のえんぴつ画が...。

記憶を辿ると、多分ポストカードを出した郵便局に置き忘れた。郵便局は午後7時まで空いてる。あと15分。走る!!

嘘みたいな話なんだけど、午後7時1分に着いて、ギリギリで中に入れてもらえた!!そこにはちゃんと置いてあった!!!

良かったぁ。ほんと。

そのあとはほっとした気持ちでラーメン屋さんへ。

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満員になるほどの人気。

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お店の名前は「Makoto」。良い名前だと思った。

鶏の唐揚げと醬油ラーメンのセット。最高。

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今夜は再び3台目の夜行バスで、神戸大学の先輩が留学されている、ベルギーのゲントという街まで行きます!

ミュンヘン。サバイバル29日目

バイバル29日目。フィレンツェから、3夜連続で夜行バス!一台目はドイツのミュンヘン行き。

28日目の午後2時からバスに乗り、29日目の朝2時頃にミュンヘンに到着しました。バスの中では20時くらいから頑張って寝たので、なんとか早寝早起きの感じ。笑

朝2時に着いたので、まずはWiFiを確保すべく、マックへと向かう。ところが、マップに書いてるところには見当たらないので、そこにいたおじさんに聞いてみる。英語は全くわからないらしく、すべてドイツ語っぽい言葉で返ってくる。すると、「ま、とりあえず座れよ」的なことを言ってきたので、座る。

何やらドイツ語で陽気にベラベラ話し出す。とりあえずわからんけど、僕も色々話してみる。その後、食べようとしていたパンとシーチキンを半分やろうと言ってくれた。おお!!

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朝ごはん!うまい!!

いやー多分深夜に段ボール持って歩いてたから、かなり貧乏に見えたんだろうなぁ(笑)。最近道を歩くときは、えんぴつ画が入ったでかい段ボールを常に持ってるから、常にホームレスっぽい。

さて、別の人の力も借りて、マクドは地下にあることが判明。おじさんにお礼を言って、お別れ。今夜の家はあるのか?的なことを聞いてくれたので、あるよと言っといた。

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マクドで、母や友人とライン。ブログも書かなきゃ。なんだかんだで3時くらいからあっという間に6時になりました。よし、外に出よう。

少し駅周辺の散策。パンがかなりたくさん売られている!美味しそう!!

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我慢...

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我慢......

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我慢.........

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我慢できずに一番安いやつ買っちゃいました。笑
普通にソーセージはさんだだけや。笑

うま。

さて、とりあえず、ドイツといえば僕の中では、ビールとソーセージと森だったので、森っぽいところに行くことに。なぜ森かというと、高校の地理の授業で、宮脇先生っていう方がドイツには森が多い的なことを言ってたから。笑

朝早くから。良い感じに森っぽいところに来ました。少し寒いけど、気持ちいい。

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んっっ、これは!!

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食べれそう。

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食べました。笑

うまい。

とろうと思えばいくらでもとれたから、食べまくろうと思ったけど、15個くらいで飽きてしまった。サバイバル感のすごい朝のデザートでした。笑

更に、ヒモにぶら下がってウェーイってするやつが!おもろそうなので、一人でやることに。

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楽しかったので5回やりました。5回目は、通行人が、子どもかっ!って顔でじーっと見てたので、やめました。

さて、ミュンヘンにきたのはこんなことがしたかったからではなく、アルテ・ピナコテークという美術館に行くためでした。

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僕が行ったときには、ほとんど人はいませんでした。すごいラッキー。ラファエロダヴィンチなどの絵が、こんなに静かに、ゆっくりと見れるとは!

いつも通り、写真はあまり撮ってませんが、少しだけシェア。

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この2枚がラファエロのお気に入り作品。

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この2枚は個人的に気に入った作品。

あまり観光地という感じではないみたいなので、写真をパシャパシャ撮ってばかりの人はほとんどいません。大きくはないけど、すごくいい美術館でした。

そのあとは、中心街へ歩きながら、街を散策してパトロンの方々へのリターンを用意。ドイツ滞在はたった2日の予定なので、ドイツのおみやげも風景画もポストカードもかなり必死でやらないと間に合わない。

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正直、明日のベルリンでの一日も、お金を稼いだり、人におごってもらったりできそうにないので、割と普通に一日を過ごすことにします(笑)。別に空腹で嘆きながらやっても良いんだけど、それだとせっかくの海外での時間の使い方を間違っている気がするし、リターンについては、本当に感謝の気持ちを表すために、余裕をもって用意したい。

バイバルを楽しみにしてる方、すみません。笑

おみやげ屋さん巡るサバイバル26、27、28日目

バイバルも26、27、28日目が終了し、残すところもあと9日!ブログ3日分もためてしまいました。

そろそろ2回目の洗濯をしたい(まだ1回しかしてないんかい!笑)けど、€5かけるならイタリアンピザを食べたいとか言い出す。ロンドンでは洗濯する場所でおじさんと仲良くなって洗剤とお金もらったから良かったんだけど。笑

不潔だぁと思うかもしれないけど、道に段ボール敷いて座ってえんぴつ画やってる時点で、ある程度の清潔感を失うのは覚悟してます。笑

さて、そんな不潔なえんぴつ画サバイバーですが、26日目の後半、27日目、28日目の前半は、おみやげ探し、風景画、ポストカード、荷物の郵送など、クラウドファンディングに関わる絶対にやらねばならないことをこなしておりました。サバイバル要素はほとんど無いという。

えんぴつ画ファンディングのことをご存知でない方に説明を入れておくと、今回のサバイバルは、クラウドファンディングを通して僕を支援してくださる多くのパトロン様に支えられて成り立っています。僕は、その各パトロン様へ、お土産、えんぴつ画などを贈ることで、お礼をします。

バイバル中に見つけた良い物を、その都度買ってきたつもりが、どうもサバイバルに集中していて、あまり買えていないことに気が付いたのです(笑)。こういうことは、別にブログに書かずにこっそり裏でやればスマートなんだけど、そう楽な事でもないので、この3日間は特にこういったことに集中する日にしました。

というわけで、これからたくさんのお土産を爆買いしていきます。普段はおみやげ全然買わないキャラなので、何十個もおみやげ買うのはちょっと新しい経験。笑

いくつか訪れたお店を紹介します!

フィレンツェは、上質な革で有名。街は靴屋さんやカバン屋さんを含めて、革製品を扱うお店であふれている印象。似たような店が多いのですが、それぞれ微妙に違うグッズを扱っていました。

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革って、良いですね。今更ですが。笑

素敵な紙を扱っているお店。

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店の中には、紙を作っている方が!まさに職人技。思わず完成まで見てしまいました。

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そして画材屋さんは、やっぱりここ!

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僕がえんぴつ画の紙を買ったお店。ここは本当に上質な画材が集まっていて、開店30分前くらいから店の前で待つ人も多い。

それにしても、おみやげ探しは難しい。イタリアで買ったおみやげには、必ずしもMade in Italyなどとは書かれていない。相当素晴らしいと思ったおみやげでない限り、Made in Chinaと書かれたおみやげは何となく避けたい(逆にいまいちなものをちらっと見たらそう書いてたりするけど)し、「良い!」と思って迷わず買ったものには、Made in Japanって書いてた。Made in Germanyって書いてるやつをフランスで買っても、「ドイツで買ってきてくれたのね!」ってなりそう。笑

そう考えると、この時代に現地でしか手に入らないものって何なんだろうって。現地の空気みたいなものはどう届ければ良いだろう?少なくとも僕にできることは、時間をかけて考えて、選ぶこと。



さて、そんな苦労しているおみやげ探しの他に、ポストカードを郵便局で出したり、欧州ヤマトで荷物を発送したりしました。こういう事務的なことは実は苦手。

イタリアから手紙一枚出すのに、2.2ユーロもかかるから驚き。しかも現金で出さなあかんから厄介。現金はあんまり無いんだってば...。

でもポストカードってやっぱり良い感じ。現地で手に入れた紙に、ちょっとした絵を描いて、メッセージを書く。あんな小さな紙が異国の地からはるばるとやってきて届くってなんだか奇跡的。手紙ってラインとかメールとかよりも相手のことを思いながら書ける媒体であると感じた。現地の空気を届けるものって、これか?ちなみにえんぴつ画サバイバーは絵は上手いにしても、字は下手くそ。笑

お店や郵便局が空いてる時間も限られているので、ドタバタした日々でした。えんぴつ画もまだまだ完成していないけど、サバイバルが終わるまでには完成させたい!

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28日目の昼からはバスでドイツのミュンヘンへ向かいます!

えんぴつ画どうしよう。サバイバル25日目

バイバル25日目終了!

バイバル24日目に、僕は本当にやりたかったことを達成した。その日の晩は、頭痛がしたり、全身に疲労がきて、足をつったりした。我ながら、精神的にも肉体的にもよく頑張ったなぁと思う。

そのせいか、25日目の朝はかなり寝坊して、10時くらいまで寝た。まぁいい。

天気は曇り。今日も稼いでサバイブしなくては。それに今のペースでは完成に間に合わない!

さて、支度をしていつもの場所へ行き、段ボールを敷く。段ボールといえば、今まで、無料でゲットできる段ボールにはかなり救われてきました。笑

まず最初はヒッチハイクのボード。
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次にパフォーマンスするときに座るシート、看板。
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そして、えんぴつ画を入れるやつ。
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これはちょうど良すぎる。笑

まぁ、25日目もそんな段ボールを敷いて描き始めました。

が、30分ほど描いたとき、一台の車が僕の前に止まる。

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えっ...。警察やん。

フィレンツェでストリートパフォーマンスをするためには許可が必要だから今すぐやめなさい、とのこと。やっぱりそうか。

ちょっとこれからどうするかを考えなきゃいけなくなった。

その日は一旦ホステルに戻る。よし、気分を変えるために、観光にいこう(サバイバーは、たまにしか観光にいかない笑)。歩いていける距離に、ミケランジェロ広場という場所があったので、そこに行きました。

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おおーっ。フィレンツェが一望できる!

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すごくきれいでした!

そんな感じの25日目でした。笑

ちょっと26日目のことも。

26日目の朝は、腹が減った!笑
一日ほとんど食べないだけで、こんなにお腹って減るんだなぁ。

やっぱりしっかり食べてサバイブしなきゃ、と思ってストリートえんぴつ画を再びやり出す。警察の目を気にしながら描き出す。犯罪者の気持ちがちょっとわかる。笑

しばらく描いてると、パトカーが!!ヤバい!!

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(さっきと同じ画像)

と思ったら素通り。よく考えたらそらそうだ。わざわざ道で絵を描いてるだけのやつのために車を止めて簡単な注意をするとは思えない。そういえば昨日の警察は、誰かから通報を受けてやってきたような感じだったな。

その誰かというのは、おそらく近くで、お金を払って許可を得て、正当にストリートアートをしていた人。

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そりゃ許可とらずにやってる人が近くで稼いでたら気にくわないよね。

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その日はストリートアートをしている人がいなかった。やっぱりそうだ。

一瞬、じゃあストリートアートやってる人がわからないところでやれば良いか、と思った。でもそれって彼らみたいに正々堂々とアートしてないな、とも思った。ここで続けるのはやめよう。やるにしても、場所をかなり変えた方が良いな。

その日はとりあえず腹が空いてしょうがなかったので、パトカーが素通りするまでに稼いだ€7.71(約880円)で、何かを食べることに。

イタリアなので、ピザ!!!

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空腹のおかげでもあるけど、イタリアのピザはまじで美味しい!!これだけのために来るのも本当にあり。これは€5だけど、厚みがすごくて、お腹もふくれた!

そして、イタリアなので、アイスクリーム!!

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これは€3。美味しさは間違いないね。

稼いだ分を全部使ってしまうという。笑
40時間くらいほとんど食べてなくて、人生で一番くらいお腹減ってたから良いよね!!

まぁホステル代が払えてないんだけど......。