えんぴつ画サバイバル

えんぴつと紙を持ってヨーロッパに行き、まるでえんぴつ界のわらしべ長者のように生きていくという、神戸大学1回生によるチャレンジの軌跡を記しています。

安定のサバイバル36日目

えんぴつ画サバイバル、36日目終了。明日はサバイバル最終日。

朝から雨だったので、屋内でえんぴつ画。晴れることを祈って、描き続ける。

バイバル中に巡った7つの美術館で見てきた偉大な作品をすべて覚えているわけではないが、それらを凝縮したような何か、がずっと頭に残っている。絵を見る基準のような何か。それを武器にしながら、一歩進んだえんぴつ画が描ける気がしている。

昼の3時くらいから晴れたので、すぐにナショナルギャラリーに向かう。4時からスタート。かなり遅いから全然ダメかも。

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カメラマンみたいな人がいたので、めっちゃ良い写真撮って頂きました(笑)!描いてる絵は明日のお楽しみにするために、うまいこと切りとりました。笑

絵が完成に近づくほど、立ち止まる人、声を出して何かを言ってくれる人が増える。良い絵ができそうな予感。

さて、描き進めていると、とある女性から声をかけられる。話を聞くと、両親の結婚25周年を祝う、おもしろおかしい風刺画を描いてほしいとのこと。せっかくなので、描くことに!風刺画描いたことある?って聞かれたので、結構あるよ!って答えた。

風刺画って何?笑

とりあえずおもしろく描けばいいのかなぁ、って思って描いてみる。

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これを渡すと、大笑いしてくれた。多分満足してもらえたんだろう。笑

£10を頂いてお別れ。ありがとうございます。

その後も描き続けていると、日本人の方から話しかけられる。塾の経営をしていらっしゃる方らしい。イギリスにサバイバルをしにきたそうです。

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すごく優しそうな印象。もちろん優しい方です。

バイバルの話や旅の話をする。もっと早くに会いたかったよ〜って言ってくださる。笑

今日はあまり時間がとれなかったので、また明日のお昼に会うかも!?

夜は寒くなったので、7時に終了。たった3時間ほどしかできませんでしたが、報酬は£19.60(約2600円)。昨日は実質4時間で£9.60(1260円)だったから、かなり順調にえんぴつ画が進んでいるとも言える。

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安定した感じでえんぴつ画を描けていると思った。ロンドンで一日を収支プラマイゼロで生きるには、宿泊費も含めて£20くらいで十分だ。これを3時間程度で稼げたということは、かなりの余裕をもってサバイブできそうだということ。

僕には僕だけのえんぴつ画がある。それは決して簡単に失ってしまうものではないし、ましてや盗まれたりはしない。僕が言っていた、僕自身が資本でありたい、とはこのことだった。

最終日を残して、今日はここまで。最後はどんな日になるだろう?